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都市シミュレーション工学分野


21世紀の日本は、経済活動に代表される右肩上がりの成長期から安定成熟期に入ったと言われています。これまで、いわゆる土木・建築業界が担ってきた社会基盤整備についても、普及率という量の施策から環境と共生した持続可能な社会空間の再構成という質重視による新展開が強く求められています。

都市シミュレーション工学分野は上記の社会要請に応えるために、幅広い視点から貢献できる人材育成を目指し、求められる都市システムの目標像の創出から達成のためのプロセスの構築、そして具体的ものづくりにいたる深遠かつ広汎な同時代的テーマに対し、多彩な研究領域からなる複眼的アプローチで解決する研究教育体制を整えました。扱う対象は、多様な人間生活空間を提供する建築意匠理論形成、環境との調和に優れた都市システムの挙動解析と持続保全、構造物のライフサイクル全般に関わる構造設計システムの構築、人間の生活場・都市構造・社会環境の安全確保と災害制御に関する理論構築および実践、安心できる人間−都市システム系の問題解決と制度設計、多様な環境下における交通基盤の安全性担保等々の代表的研究に見られるとおり、一個室からメガシティまで多様なスケールをもつ都市を、構造的に構成する外郭要素および構成された内部空間と付加された機能・ネットワークならびにそこに存在する人間そして活動までを包含し、あるがままに総合的に解を追求します。本分野はコンピュータテクノロジーを基盤技術としながらも、今、社会が見失っている都市づくり・生活基盤に関する新たな価値観の創出とその具体の提案、そしてそのことを住民教育を含め社会に広く強く発信し、社会の制度設計に繋げることを使命としています。